テルヨさんは渋皮のむけた可愛いい顔立だからむろん例外ではなく、その代りツボ平と結婚させてくれた時には小料理屋の資金も与えてくれたのである。
一馬の東京の邸宅は戦災でやられたから、彼は上京のたびツボ平へ泊る。
「実はね、だしぬけに突飛なお願いだが、僕のうちで一夏暮してもらいたいのだ」
テルヨさんは渋皮のむけた可愛いい顔立だからむろん例外ではなく、その代りツボ平と結婚させてくれた時には小料理屋の資金も与えてくれたのである。
一馬の東京の邸宅は戦災でやられたから、彼は上京のたびツボ平へ泊る。
「実はね、だしぬけに突飛なお願いだが、僕のうちで一夏暮してもらいたいのだ」