連続三夜の殺人事件には大の男の我々もふるえあがって、扉に鍵をかけただけではまだ足らず、紐でまいて寝台に結びつけたり、苦心サンタン、いささか神経衰弱の気味であるが、日本間のピカ一ほどの奴まで御多聞にもれず、鍵がないからオチオチねむられず、もっぱら昼寝で間に合せている様子であった。
私は巨勢博士が火葬場から裏門までの道を時間をはかって非常に綿密にしらべているのを知っていた。
ストップウォッチを持ち五日にわたって同じ道を往復していたが、一日彼の調査に同行すると、
連続三夜の殺人事件には大の男の我々もふるえあがって、扉に鍵をかけただけではまだ足らず、紐でまいて寝台に結びつけたり、苦心サンタン、いささか神経衰弱の気味であるが、日本間のピカ一ほどの奴まで御多聞にもれず、鍵がないからオチオチねむられず、もっぱら昼寝で間に合せている様子であった。
私は巨勢博士が火葬場から裏門までの道を時間をはかって非常に綿密にしらべているのを知っていた。
ストップウォッチを持ち五日にわたって同じ道を往復していたが、一日彼の調査に同行すると、