「一生を当家につかえた番頭ですが、この春から病気になって、休養している者です。
もう、七十六の老齢ですから」
カングリ警部は遺言の写しをとり、片倉清次郎の住所をきいて立ち去ったが、遺言状の発見によって、加代子さんの殺害に有力な動機が見出されたということに関心を深めたことは察せられた。
「一生を当家につかえた番頭ですが、この春から病気になって、休養している者です。
もう、七十六の老齢ですから」
カングリ警部は遺言の写しをとり、片倉清次郎の住所をきいて立ち去ったが、遺言状の発見によって、加代子さんの殺害に有力な動機が見出されたということに関心を深めたことは察せられた。