彼はハナレの窓から渓流へでて、時計で時間をはかりながら、歩き去ったということであるが、実は、この朝も、巨勢博士が慌てふためいて立ち去ると、彼も亦、追っかけるように出かけて行ったが、これはN町で、木ベエのアリバイを調べに行ったに相違ない。
オセッカイな弥次馬である。
然し、奴、悪漢だけのことはあって、見る目はさすがに油断のならぬところがある。
彼はハナレの窓から渓流へでて、時計で時間をはかりながら、歩き去ったということであるが、実は、この朝も、巨勢博士が慌てふためいて立ち去ると、彼も亦、追っかけるように出かけて行ったが、これはN町で、木ベエのアリバイを調べに行ったに相違ない。
オセッカイな弥次馬である。
然し、奴、悪漢だけのことはあって、見る目はさすがに油断のならぬところがある。