オセッカイな弥次馬である。
然し、奴、悪漢だけのことはあって、見る目はさすがに油断のならぬところがある。
事件の性質を知らない亭主は、刑事が調べにきたものだから、私を犯人みたいに気味悪く思っている様子であったが、まったく、こうなると、私自身も、テンカンの発作かなにかで、知らないうちに自分が人殺しをやらかしているような、変テコな幻想にも落ちかねない始末である。
オセッカイな弥次馬である。
然し、奴、悪漢だけのことはあって、見る目はさすがに油断のならぬところがある。
事件の性質を知らない亭主は、刑事が調べにきたものだから、私を犯人みたいに気味悪く思っている様子であったが、まったく、こうなると、私自身も、テンカンの発作かなにかで、知らないうちに自分が人殺しをやらかしているような、変テコな幻想にも落ちかねない始末である。