然し、私にとっては今もって、あやか夫人が犯人であるとは思われず、全てが巨勢博士のイタズラで、今に突如として別の真犯人を指名するように思われてならないのであった。
博士は語りつづけた。
「火葬場について読経を終って火をかけ、さて帰ろうとした時が六時六分、偽造のアイビキの文面では、午後六時半から七時ごろまで三輪神社裏で、となっております。
然し、私にとっては今もって、あやか夫人が犯人であるとは思われず、全てが巨勢博士のイタズラで、今に突如として別の真犯人を指名するように思われてならないのであった。
博士は語りつづけた。
「火葬場について読経を終って火をかけ、さて帰ろうとした時が六時六分、偽造のアイビキの文面では、午後六時半から七時ごろまで三輪神社裏で、となっております。