坂口安吾 『紫大納言』 垣根際の叢に、腰の下を露に濡らしてしまうことなど、気にかけたこともないたちだった。 そのころ、左京太夫致忠の四男に、藤原の保輔という横ざまな男があった。 甥にあたる右兵衛尉斉明という若者を語らって、徒党をあつめ、盗賊の首領となった。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア