そのころ、左京太夫致忠の四男に、藤原の保輔という横ざまな男があった。
甥にあたる右兵衛尉斉明という若者を語らって、徒党をあつめ、盗賊の首領となった。
伊勢の国鈴鹿の山や近江の高島に本拠を構えて、あまたの国々におしわたり、また都にも押し寄せて、人を殺め、美女をさらい、家を焼き、財宝をうばった。
そのころ、左京太夫致忠の四男に、藤原の保輔という横ざまな男があった。
甥にあたる右兵衛尉斉明という若者を語らって、徒党をあつめ、盗賊の首領となった。
伊勢の国鈴鹿の山や近江の高島に本拠を構えて、あまたの国々におしわたり、また都にも押し寄せて、人を殺め、美女をさらい、家を焼き、財宝をうばった。