坂口安吾 『紫大納言』 よもの山々は稲妻のひかりに照りはえ、白昼のごとく現れて又掻き消えたが、その稲妻のひらめいたとき、径のかたえの叢に、あたかも稲妻に応えるように異様にかがやくものを見た。 大納言はそれを拾った。 それは一管の小笛であった。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア