坂口安吾 『紫大納言』 「隠れ蓑の大納言とは聞き及びましたが、空飛びの大納言は珍聞です」と、大納言はにやにやした。 「すらりとしたあなたならばいざ知らず、猪のようにふとった私が空を翔けても、とんと風味がありますまい。 私は、こうして、京のおちこちを歩くだけで沢山です。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア