さて、燈火のもとで、はじめて、天女のありさま、かお、かたちを見ることができたとき、その目覚ましい美しさに、大納言は魂も消ゆる思いがしたのであった。
いかなる仇敵であろうとも、この美しいひとの嘆きに沈むさまを見ては、心を動かさずにはいられまいと思われた。
伽羅も及ばぬ微妙な香気が、ほのぼのと部屋にこめて、夜空へ流れた。
さて、燈火のもとで、はじめて、天女のありさま、かお、かたちを見ることができたとき、その目覚ましい美しさに、大納言は魂も消ゆる思いがしたのであった。
いかなる仇敵であろうとも、この美しいひとの嘆きに沈むさまを見ては、心を動かさずにはいられまいと思われた。
伽羅も及ばぬ微妙な香気が、ほのぼのと部屋にこめて、夜空へ流れた。