坂口安吾 『紫大納言』 ともすれば、うっとりと、あやしい思いになりながら、それをさえぎる冷たいおののきに気がついて、大納言は自分の心を疑った。 今迄に、ついぞ覚えのない心であった。 胸をさす痛みのような、つめたく、ちいさな、怖れであった。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア