坂口安吾 『紫大納言』 夢の中の、しかと心に覚えられぬ遥かな契りを結んだことが、遠く、いぶかしく、思われていた。 それは悲しみの川となり、からだをめぐり、流れていた。 月はすでに天心をまわり、西の山の端にかたむいていた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア