坂口安吾 『紫大納言』 もはや動かぬ大納言のありさまをみて、盗人たちは、はじめて打つことに飽きだしていた。 ひとり、ふたり、彼等は自然に榾柮をなげた。 そうして、いちばん最後まで榾柮をすてずにいたひとりが、榾柮の先に火をつけて、大納言のあらわな股にさしつけた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア