坂口安吾 『紫大納言』 ただ、さめざめと。 と、鼻さきに、とつぜん物の気配を感じて、大納言はてのひらを外し、その顔をあげた。 すぐ目のさきの叢の上に、ひとりの童子があぐらをくんでいるのである。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア