坂口安吾 『紫大納言』 正視に堪えぬ思いがした。 と、ひょいと童子の立上るのを見た筈だったが、そのとき童子はにやりと笑い、目も鼻も大きな口も、突然ひとつにグシャグシャちぢんだ筈だった。 とたんに、するりとからだがすぼんで、童子の姿は忽然地下へ吸いこまれた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア