坂口安吾 『紫大納言』 笑いは忽ち身近にせまり、木の根に起り、また、足もとの叢に起った。 いつか遠く全山にひろがりわたり、頭上の枝から、また、耳もとから、げたげたひびいた。 大納言はからだの痛みを打ち忘れて、とつぜん立って、逃げようとした。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア