坂口安吾 『三十歳』 手紙の中に同封して、何かのお役に立てば、と、写真が一枚はいっていた。 M氏の下宿の窓から矢田さんの部屋の窓をうつしたもので、屋根と窓と空があるばかりの写真であった。 矢田さんが私の何年かの動勢を手にとるごとく知っていたのはムリがない。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア