三十二哩を十六時間とは出来ない相談で、もし本人がそれを信じてゐるとすれば益々自分の力量を知らない食はせ者だ。
果せる哉、この男は途中十二哩佐渡行の汽船にのり、どういふ量見だか佐渡の手前で又海へとびこんで夕方七時に両津へついた。
二十哩しか泳いでをらぬ。
三十二哩を十六時間とは出来ない相談で、もし本人がそれを信じてゐるとすれば益々自分の力量を知らない食はせ者だ。
果せる哉、この男は途中十二哩佐渡行の汽船にのり、どういふ量見だか佐渡の手前で又海へとびこんで夕方七時に両津へついた。
二十哩しか泳いでをらぬ。