見渡す焼野原にも雑草が生えかけた頃で、もう人間の死んだのなどは誰も珍しがりはしない。
私がたま/\手紙をだしに行く途中通りかゝると、二人の男が屍体七ツつみ重ねて火をつけるところだ。
見物してゐるヒマ人もをらず、鼻唄まじりで呑気なもので面倒がつてドッコイショと屍体を投げすてゝ、次の屍体をとりに行きかけて、ヒョッと気がついたのは何かといふと屍体が戦闘帽をかぶつてゐる。
見渡す焼野原にも雑草が生えかけた頃で、もう人間の死んだのなどは誰も珍しがりはしない。
私がたま/\手紙をだしに行く途中通りかゝると、二人の男が屍体七ツつみ重ねて火をつけるところだ。
見物してゐるヒマ人もをらず、鼻唄まじりで呑気なもので面倒がつてドッコイショと屍体を投げすてゝ、次の屍体をとりに行きかけて、ヒョッと気がついたのは何かといふと屍体が戦闘帽をかぶつてゐる。