夏目漱石 『琴のそら音』 あるいは屋敷の門口に立ててある瓦斯灯ではないかと思って見ていると、その火がゆらりゆらりと盆灯籠の秋風に揺られる具合に動いた。 ――瓦斯灯ではない。 何だろうと見ていると今度はその火が雨と闇の中を波のように縫って上から下へ動いて来る。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア