この一枚の仕切をがらりと開けさえすれば、隣室で何をしているかはたやすく分るけれども、他人に対してそれほどの無礼をあえてするほど大事な音でないのは無論である。
折から暑さに向う時節であったから縁側は常に明け放したままであった。
縁側は固より棟いっぱい細長く続いている。
この一枚の仕切をがらりと開けさえすれば、隣室で何をしているかはたやすく分るけれども、他人に対してそれほどの無礼をあえてするほど大事な音でないのは無論である。
折から暑さに向う時節であったから縁側は常に明け放したままであった。
縁側は固より棟いっぱい細長く続いている。