坂口安吾 『散る日本』 私が応接間をのぞいてみると、奥の肱掛椅子に腰を下して、タバコを右手に持ちあげて、例のマネキ猫の恰好で目をとぢて考へてゐる。 五分後に又のぞいてみると、もうタバコを持つてゐない。 両手をだらりと垂れて、ぐつたり目をとぢて、のびてゐる。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア