坂口安吾 『青鬼の褌を洗う女』 私は何かを待っている。 何ものかは分らぬけれど、それは久須美でないことだけが分っていた。 昔、あのとき、あの泥まみれの学校いっぱいに溢れたつ悲惨な難民のなかで、私はしかし無一物そして不幸を、むしろ夜明けと見ていたのだ。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア