然し彼はいかにも尤もらしく屁理窟でツヂツマを合せてゐたが、実際はたゞ情慾に憑かれた餓鬼であり、可愛いゝ女をもてあそびたい一念だけが生きてゐる自分の心だといふことを知つてもゐた。
京二郎は深夜に秋子の寝室を襲つて、思ひを遂げた。
秋子はやゝ抵抗したが、恥のために声を忍んで屈したやうな、無感動なむくろといふ様子であつた。
然し彼はいかにも尤もらしく屁理窟でツヂツマを合せてゐたが、実際はたゞ情慾に憑かれた餓鬼であり、可愛いゝ女をもてあそびたい一念だけが生きてゐる自分の心だといふことを知つてもゐた。
京二郎は深夜に秋子の寝室を襲つて、思ひを遂げた。
秋子はやゝ抵抗したが、恥のために声を忍んで屈したやうな、無感動なむくろといふ様子であつた。