夏目漱石 『變な音』 ある時は五六分續いて自分の聽神經を刺激する事もあつたし、又ある時は其半にも至らないでぱたりと已んで仕舞ふ折もあつた。 けれども其何であるかは、つひに知る機會なく過ぎた。 病人は靜かな男であつたが、折々夜半に看護婦を小さい聲で起してゐた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア