信助と芥中介である。
中介は酒癖が悪いから当分眼を廻させておく方がいゝだらうといふことになつたが、電車の時刻が来て、信助が戻らぬばかりか、伝言を残して行く筈の小僧の姿まで現れない。
この小僧は近頃新開地の喫茶店へ入り浸つてをり、主人が出掛けると、自分も出掛けてしまふ。
信助と芥中介である。
中介は酒癖が悪いから当分眼を廻させておく方がいゝだらうといふことになつたが、電車の時刻が来て、信助が戻らぬばかりか、伝言を残して行く筈の小僧の姿まで現れない。
この小僧は近頃新開地の喫茶店へ入り浸つてをり、主人が出掛けると、自分も出掛けてしまふ。