坂口安吾 『外套と青空』 青々軒は過ぎ去つた話に就いては一語もふれず、たゞ、キミ子さんが昨日も来たぜ、今日も来たぜ、お午ごろだつたね。 それから一週間前ぐらゐにも二三度来てゐるんだ、といつた。 それをきくと、見る見る眼前に一縷の光が流れこんでくるやうに感じた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア