庄吉は箪笥の戸棚から幾つかの人形をとりだしてきた。
それは綿をつめて作つた布の人形で、みんな女体であるが、頬紅をぬつたり大きな眼が油つぽく澱んでゐたり、腹だの脚だの腕だのが変にぶよぶよと肉感的で、腕をまげたり腰をくねらせたりして見てゐると生物に見えてくるのであつた。
「みんなキミ子の作品だ」
庄吉は箪笥の戸棚から幾つかの人形をとりだしてきた。
それは綿をつめて作つた布の人形で、みんな女体であるが、頬紅をぬつたり大きな眼が油つぽく澱んでゐたり、腹だの脚だの腕だのが変にぶよぶよと肉感的で、腕をまげたり腰をくねらせたりして見てゐると生物に見えてくるのであつた。
「みんなキミ子の作品だ」