坂口安吾 『女体』 然し情慾の素子と献身の素子には、償ひと称するやうな二つをつなぐ論理の橋はないのだと谷村は思つた。 素子は思慮深い人であるから、過淫が衰弱の因となり、献身がともかくそれを償ふことを意識しない筈はない。 だが、意識とは何ほどの物であらうか。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア