坂口安吾 『女体』 それを見てゐる谷村は、別の意味に気がついた。 それは一人の魂が媚びてゐるのではなく、一つの男の肉体自体が媚びてゐる、といふことだつた。 そして媚びる肉体が五十を越えた男であり、媚びられてゐる肉体が三十七の女であるといふことに異様なものを感じた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア