坂口安吾 『恋をしに行く(「女体」につゞく)』 再び放心がはじまつた。 違つてゐるのは、一つの林檎を手にしてゐることだけであつた。 憤つてゐるのだか、満足してゐるのだか、虚心なのだか、意地悪をしてゐるのだか、さらに掴みどころがなかつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア