坂口安吾 『恋をしに行く(「女体」につゞく)』 彼は信子を抱きかゝへたまゝ、自分を下に一廻転して倒れなければ、仰向けに直すことができなかつた。 信子のからだをずり落して、その重さから脱けでることができたとき、彼は疲れの苦しさよりも愛慾の苦しさに惑乱した。 信子の顔には怪我はなかつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア