坂口安吾 『家康』 八ツの年に、人質にでてゐる間に父を失つたのであるから、家康には父の記憶がなかつた。 広忠は二十四の若さで死んだが、聡明な人だが病弱で神経質で短慮であつたといふ。 家康にとつて父の記憶といへば父の風貌面影に就ては殆ど何も残つてゐない。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア