淀君派と政所派の対立だの、反三成党の発生だの、それらは曾て目算に入れやうもなかつたことで、まつたく目新しい現実であり、彼は現実に直面して一つ一つ処理するだけで精一杯であつたらう。
そしてそれらの現実の勢ひといふものを嗅ぎわけて、その勢ひに乗れるところまでは乗らうとする。
副将軍むしろ摂政といふやうな格式で諸侯の拝賀まで要求する、どこまで勢ひに乗つて行けるか、ともかく最後は戦争だ。
淀君派と政所派の対立だの、反三成党の発生だの、それらは曾て目算に入れやうもなかつたことで、まつたく目新しい現実であり、彼は現実に直面して一つ一つ処理するだけで精一杯であつたらう。
そしてそれらの現実の勢ひといふものを嗅ぎわけて、その勢ひに乗れるところまでは乗らうとする。
副将軍むしろ摂政といふやうな格式で諸侯の拝賀まで要求する、どこまで勢ひに乗つて行けるか、ともかく最後は戦争だ。