家康といふ人は力づくで人の天下をとるべき性質の人ではないので、よい番頭、よい公僕、さういふ人で、議会政治の政治家としては保守党の領袖などにまア似合ふ人だ。
そして新聞から優柔不断だの新味がないだのと年中コッピドクたたかれてゐる人だ。
それが戦国時代に生れて奇妙に衆に押されて前面へでて、最後にはファッショの御大のやうなクーデタをやらざるを得なくなつたから何とも珍無類な古狸の化けそこなひのやうな不手際な天下のとり方をしたのである。
家康といふ人は力づくで人の天下をとるべき性質の人ではないので、よい番頭、よい公僕、さういふ人で、議会政治の政治家としては保守党の領袖などにまア似合ふ人だ。
そして新聞から優柔不断だの新味がないだのと年中コッピドクたたかれてゐる人だ。
それが戦国時代に生れて奇妙に衆に押されて前面へでて、最後にはファッショの御大のやうなクーデタをやらざるを得なくなつたから何とも珍無類な古狸の化けそこなひのやうな不手際な天下のとり方をしたのである。