坂口安吾 『母の上京』 かうした不時の急場には、その荒れ果てた魂と正しい躾と妙な調和をかもしだして、五十がらみの老成した男のやうなたのもしさすら感じさせるのであつた。 然し、夏川は歩きかけてみて、その当てどなさに、辟易した。 「やつぱり、私は、ともかく、うちへ行かう」 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア