坂口安吾 『母の上京』 夏川は淪落世界の意外に温帯的な住み良さに驚いたが、一方では意外の伏兵に悲鳴をあげた。 娘はもと/\夏川の蒲団の中に寝てゐた頃から、彼をオヂサンと呼んでゐたので、さうだらう、四十男と十八の娘だ。 別に夏川を嫌つてもゐないが、愛情などはもつてゐない。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア