坂口安吾 『母の上京』 花の佳人が住み捨てたあとの廃屋に、移り住んだ別の住人がゐるのである。 この住人は夢も、あこがれも、甘さも知らず、たゞ現実の汚さを知るだけだつた。 困却しきつたその顔が語つてゐるのである。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア