坂口安吾 『母の上京』 たゞ背を向けて悄然と坐つてゐる。 きくに堪えないといふ風でもあり、恩ある人の恥さらしの狂態を悲しむものゝやうでもある。 彼はかゝる下品卑猥な言辞に対して、かりそめにも笑ひの如きものによつて報いることを知らないのである。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア