坂口安吾 『母の上京』 彼は事実に於て淫売である。 石の上に寝もしたらうし、膝小僧も時にはすりむいたであらう。 然し、ヒロシがその胸にだきしめてゐる品格の灯はその卑小なる現身と交錯せず、彼はたぶんその現身の卑しさを自覚してはゐないのだ。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア