坂口安吾 『母の上京』 彼はよく子供の頃の自分を考へた。 小学校の頃は組で誰よりも小心者で、隣の子供の悪事にも自分が叱られるやうにいつもビクビクしてゐたものだ。 恐らく誰からもその存在を気付かれぬやうな片隅の、又物蔭の子供であつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア