坂口安吾 『母の上京』 そして彼は近頃では、部屋の中では、たゞ眠ることしか考へなくなつてゐた。 そして、眠るといふ喜びのために、目ざめてゐるときの色々の煩しさや薄汚さを気にもかけずにゐられるやうな気持であつた。 夏川は寝床の中の女にはまだ我慢ができた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア