坂口安吾 『母の上京』 夏川は眠るまのわづかばかりの物思ひにも、同じ寝床に足腰のふれてゐる女に就て思ふよりも、ヒロシに就て思ふことが多かつた。 ヒロシは今、何を考へてゐるだらうか、と。 ヒロシは悲しんでゐるだらう。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア