坂口安吾 『母の上京』 何事によらず、概ね人の怖れることは、ある極めて動物的な一瞬時なのである。 死の如きものでも、さうである。 そして夏川が母の上京に就て怖れることも、実は単に一瞬時で、怒る眼も、叱る声も、長く続いて変らぬといふ性質のものではない。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア