坂口安吾 『母の上京』 姐さん連がまさかに内実は御婦人と知る由もなく色目を使ふと、益々武士の娘の如くに凜々と悲しみを深めてゐる。 女は御酒はいたゞきませぬ、と自ら言ふ通り、ヒロシは一滴も飲まない。 うけた杯はなめるだけで、盃洗へあけて返すのである。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア