坂口安吾 『母の上京』 古典芸術の舞台で仕上げた女の魂もヨタ者に対しては論外で、色を失ひ、唇から全身へかけてブル/\ふるへながら着物をぬいでゐる。 二人の身体だけが無事残された。 然しアルコールの蒸気に魂の中味までむしたゞれてゐる夏川は、裸の方が涼しくてよかつた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア