坂口安吾 『母の上京』 そのとき障子がガラリとあいて、母なる人が顔をだした。 田舎から汽車にゆられてきた旅行用のモンペ姿で、白髪の姿をあらはしたのである。 夏川ははだかのヒロシを軽々と担ぐやうに抱きあげて、母の姿に面した。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア