丹羽文雄の「現代史」は形だけの変貌の悪見本だ。
日本が戦争に勝つたならばこの小説は発表することが出来なかつたであらう、と丹羽は序文に言ふのであるが、この小説の発表する、されないの焦点は、ジャーナリストの関心で、文学者の関心とは話が違ふ。
だいたい、この小説の構成原理は、文学でなしに、ジャーナリズムの原理によつて成されてゐる。
丹羽文雄の「現代史」は形だけの変貌の悪見本だ。
日本が戦争に勝つたならばこの小説は発表することが出来なかつたであらう、と丹羽は序文に言ふのであるが、この小説の発表する、されないの焦点は、ジャーナリストの関心で、文学者の関心とは話が違ふ。
だいたい、この小説の構成原理は、文学でなしに、ジャーナリズムの原理によつて成されてゐる。