坂口安吾 『ぐうたら戦記』 松並木に巡査が一人立つてゐた。 その姿の外に戦争を感じさせる何物もありはしなかつた。 二宮の魚屋で私達は店先に腰を下して焼酎を飲み、私はひどく酔つ払つて東京行の汽車に乗つたが、私の汽車が東京へつかないうちに敵の空襲をうけるものだと考へてゐた。 坂口安吾の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア